看護部統括部長 岡井 美香
札幌同交会病院は、周囲に総合病院がある中で、69年もの長きにわたり地域の皆さまに支えられながら歩んできた、歴史ある病院です。
「私たちは、人にやさしく、思いやりのある温かい心で、地域に根ざした信頼される病院を目指します」という病院理念のもと、患者様お一人おひとりに寄り添った医療を提供し続けてまいりました。そうした日々の積み重ねが、今の札幌同交会病院につながっているのだと深く感じております。
私たち看護部も、「あたたかく優しい看護の提供」の理念のもと、患者様やご家族の皆さまが安心して診療・療養していただける環境を整えることを第一に考えております。
そのために、看護職員の接遇マナーや専門職としての教育を継続して実施してまいります。
また、職員一人ひとりがこの職場を誇りに思い、好きになり、長く勤められるような環境づくりにも取り組んでいきたいと考えております。
私は、看護という仕事は医療行為にとどまらず、人と人との関わりやつながりを大切にすることが重要だと考えています。患者様やご家族との関係はもちろんのこと、職員同士の協力や信頼も、質の高い医療を提供するための大切な基盤です。
お互いを思いやる温かい心を育み、専門職としての能力を最大限に発揮できる環境を整えることで、地域に根ざした病院としての役割を果たしていけると考えています。
今後も、札幌同交会病院が地域の皆さまに愛され、信頼される病院であり続けられるよう、看護部一同、力を合わせて邁進してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
看護単位 | 外来・中央材料室 療養病床:2階病棟(48床) 一般急性期病棟:4階病棟(59床) |
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看護基準 | 一般病棟10対1・療養病棟20対1入院基本料 |
看護方式 | 固定チームナーシング |
看護記録 | 看護診断・PONR方式 |
夜勤体制 | 2交代制 |
病院と看護部の理念に基づき、患者様の安全を重視し、「温かさ」「優しさ」「思いやり」を大切にした看護を実践できる看護師を育成します。
患者様、看護師の双方が満足できるよう看護の専門性を高め、職業人として資質の向上を目指した教育を行います。
当院の外来は内科・消化器内科に加え、専門外来[循環器外来(火曜日午前)、肝臓外来(水曜日午前)、リウマチ外来(金曜日午後)]もございます。
また、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)などの検査や、特定健診や人間ドックなどの健診も行っています。
外来看護師は、診察介助・処置室係・検査係に分担され、経験に合わせて新人指導を行っています。
経験豊富なスタッフが多く、また仕事と育児を両立し頑張っているスタッフもいます。
働きやすい職場を心がけています。
8:45 | 朝礼:本日の検査、ワクチン等の報告、業務担当の確認後、外来業務にあたります。 |
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午前 | 外来患者様の採血・点滴・検査説明などを行います。 また、胃カメラ、大腸カメラなどの内視鏡検査の介助も行っています。 |
12:00~13:00 | お昼休憩 |
午後 | 各病棟の中心静脈挿入や胃チューブ交換などの検査介助を行っています。 |
17:15 | 終業 |
看護部の研修として
4階病棟は、主に消化器疾患の急性期から回復期、慢性期までの患者様が入院されます。 |
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8:45 | 申し送り、計画に基づき観察、ベッドサイドケアの実施 患者様の1日のスケジュール、看護計画に沿って、検査の準備やその後の観察、ケア等を行います。 |
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11:30~13:30 | 交代でお昼休憩、食事介助や摂食状況の観察 点滴回り、検温と観察業務、処置ケア業務 |
13:30 | カンファレンス 介護士とのカンファレンス、抑制、認知症、せん妄のカンファレンス、看護計画のカンファレンス、多職種カンファレンス等曜日によって様々です。 |
14:00 | 検温 |
15:00 | 観察、ケアの実施、患者との対話、必要な情報収集 |
16:00 | 記録 部屋移動や入院患者様の体重測定・検査搬送など。 |
16:45 | 夜勤者への申し送り |
17:15 | 終業 |
8:45 | 申し送り |
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9:15 | バイタルサインの測定、状態観察 |
12:00 | 食事介助 |
12:30 | お昼休憩 |
13:35 | カンファレンス |
14:00 | 患者の処置、記録の記入 |
16:45 | 申し送り |
17:15 | 終業 |
患者様のバイタルサインや全身状態を確認し、病状の悪化がないか確認します。
気管切開の管理や中心静脈栄養、抗生物質の点滴の確認、経鼻経管栄養の施行等も行います。
皮膚科医の指示のもと軟膏処置を行っています。
また、日常生活の援助として、体交や陰洗、口腔ケアや清拭、爪切りなどを行っています。
一週間に1回は入浴できるように、入浴援助を行っています。それぞれの患者様のADLに応じて、日々の生活で楽しみを見つけられるよう、かかわっています。
現在は部屋持ち看護師とフリーの看護師によるチームナーシングを行っており、それぞれの看護師が声をかけあいながら、それぞれの患者様の日々の生活に過不足がないように関わっています。